大アルカナのもつ意味や性質
それではタロットカード「大アルカナ」のもつ意味やエネルギーの性質について解説していきたいと思います。
「大アルカナ」も「小アルカナ」も正位置と逆位置、というものがあり、これは、カードをめくった時に、自分から見て逆さまになってないかどうか、というものです。
これによって、意味合いが変わってきてしまいます。
それでは「大アルカナ」の正位置、逆位置、」の基本的な意味合いとエネルギーの性質について解説していきます。
ちょっと長く、堅苦しく感じるかもしれませんが、迷った時は、いつでも見られるので、良い参考になるかと思います。
・0「愚者」・・・自由を求める冒険者を表し、逆位置では愚かさが強調されます。
・1「魔術師」 ・・・無からのスタートと創造を示し、逆位置では、積極性がなくなり消極的になります。
・2「女教皇」・・・判断力の鋭さと高い知力を表し、逆位置では批判的な姿勢が強まります。
・3「女帝」・・・身も心も満足した状態を示し、逆位置では贅沢からくる不安感を表します。
・4「皇帝」・・・社会的な責任ある人物を表し、逆位置では傲慢な態度にうって変わります。
・5「法王」・・・親切心や寛大精神を示し、逆位置では狭い心にうって変わります。
・6「恋人」・・・トキメキ感を表し、逆位置では軽い気持ちや一時の快楽を表します。
・7「戦車」・・・前進していく様を表し、逆位置では停止を表します。
・8「力」・・・強い意志力を表し、逆位置では意思の弱さを表します。
・9「隠者」・・・深い精神性を表し、逆位置では心を閉ざしてしまいます。
・10「運命の輪」・・・突然舞い込んだチャンスや幸運を示し逆位置では、一時的な不運を示します。
・11「正義」・・・平等さを重んじ、逆位置では、バランス感が崩れます。
・12「吊るされた男」・・・実りのある試練を表し、逆位置では努力が徒労に終わります。
・13「死神」・・・完全な終了を表し、逆位置では大きなターニングポイントを迎えます。
・14「節制」・・・澄み切った従順な流れを表し、逆位置では淀んだ流れを示します。
・15「悪魔」・・・誘惑や堕落の世界を表し、逆位置ではそれらの解放を表します。
・16「塔」・・・崩壊やショックな思いや出来事を表し、逆位置ではその意味合いが、少しだけ弱くなります。
・17「星」・・・輝く未来への希望を示し、逆位置では幻滅を表します。
・18「月」・・・曖昧さや不安感を表し、逆位置ではそれらがクリアな状態になります。
・19「太陽」・・・子供のような無邪気な明るさを表し、逆位置では暗黒の世界へと様変わりします。
・20「審判」・・・神からの救いを表し、逆位置では神からの警告を示します。
・21「世界」・・・すべての完成を表し、逆位置では未完成な状態を示します。
以上が「大アルカナ」のもつ、極めてシンプルな意味合いとエネルギーの性質になります。
覚え方としては、これら一枚一枚におけるカードの意味合いを、カードの絵柄を見ながら、イメージと関連付けて憶えていくことをオススメします。
なぜなら意味合いも大事ですが、それ以上に、エネルギーの性質を感じとることが非常に重要になってくるからです。
では次回、実際にこの「大アルカナ」でスプレッドを用いた本格的な占いに、入っていきたいと思います。