なぜ占いは人気がある?
占いとは、不安定であり、不確かなものである。
科学では証明できないし、何ら根拠もない。
しかし、それがわかっていながら、
なぜ占いというものがなくならず
むしろ当たり前のように、新聞や雑誌、テレビなどに登場し、
天気予報のごとく、毎日の運勢を占ったり、生活の一部に定着するまでになったのか?
それは、占いそのものが当たるかどうかよりも、
占いという神秘的なものを感じることで、現実という決まりきった枠を一瞬でも開放し、
心に新鮮さや、やすらぎを与える効果があるから、なのかもしれません。
少し専門的にいうと・・・
命占といわれる統計学を用いた占いならまだしも、その時に出た偶然性を占うタロットの方が人気があったりして、
占いというものに、そもそも確実性や正解を求めるより、自由やロマン性を求める傾向が強い気がします。
なので実際、
占い好きの人に占いの魅力を聞いてみると、
「なんでもその神秘的で刹那的で、ちょっと危うい感じがするけど、その禁断的な世界観に不思議なパワーを感じて・・・」
つまり
そういったミステリアスな好奇心が占いを通じてうまく絡み合い、
人々の心の片隅に君臨し続けるものなのでしょう。