好きな人に限って付き合えないのはなぜ?
恋愛においては極論、
好きな人とさえ付き合うことができれば他の人からたとえ好意を持たれなかったとしても別にかまいませんよね。
少し寂しい気もしますが...。
しかし本来、恋愛とはそういったもので本質は、
相思相愛です。
しかし好きな人に限って付き合うことができない...
それは、なぜでしょうか?
それは「好き」の意味する性質の問題にあります。
実は恋愛において、この「好き」というものには大まかに2種類あって、
1.理想の好き
2.現実の好き
この2つがあります。
人は理想を求め、その理想を具現化し、そしてその相手を理想化させることで恋愛を意図的に自分の都合のいいように落とし込もうと考えてしまいます。
しかし、こういった条件で相手を好きになると、まさに理想形で恋愛が成立しずらくなってしまいます。
では、この逆は何でしょうか?
それが「現実の好き」です。
これは簡単に言うと、
友達のような距離感から親密な関係へ発展していく方が恋愛が成就しやすくなる、というものです。
また無理に相手の男性を理想化させないために、その相手の男性は理想に合わせないといけないというプレッシャーや理想への息苦しさを感じなくて済みます。
つまり、こういったことが背景にあるため多くの人は恋愛につまずきがちです。
そして仮にもこういった「現実の好き」な相手と付き合い結婚したとしても人は理想を求める傾向を本能として持っています。
ここで言う理想とは「刺激」というのも含まれます。
なのでこの「現実の好き」な相手と付き合い結婚したとしても、その後に浮気や不倫が発覚することも多いのも確かです。
そして、これらを機に離婚するパターンの典型は、
理想の相手ではなかった
となるのですね。
これらの事をまとめると恋愛において、いかに理想というものが危険なのかが分かります。
逆を言えば危険だからこそ魅力を感じるということも言えます。
ただ、これらのことを理解し、そしてそれに伴い理想と現実の判断基準を設けることが恋愛においては大きな事故に繋がらない指針となります。
そして、この指針が感覚的にある程度腑に落ちさえすれば恋愛上手な体質へと変わっていきます。
それこそがまさに恋愛においては理想形なのです。